■ 教育問題 ■
25-64歳のスペイン人半数の学歴は義務教育まで
経済協力開発機構の調査によると、25-64歳のスペイン人の50%が義務教育しか受けておらず。周辺関係国と比較すると、スペインはポルトガルとメキシコに次ぐ悪さ。
調査の中では、義務教育以上の教育を受けなかった人が少ない順に、アメリカ合衆国12%、イギリス(14%)、スイス(16%)、ドイツ(17%)、フィンランド(20%)。
一方、フランスは33%、ギリシャは39%、イタリアは48%。
スペイン人で義務教育終了した人のうち、次の教育レベルを終了できなかったスペイン人が36%。この数字は55-64歳に限れば73%にまであがる。
スペインの高卒・大卒の割合
同じ経済協力開発機構の調査によると、25-34歳のスペイン若者の大卒率は高く、39%。
これはフランス41%に次ぐ割合で、スウェーデン、アメリカ合衆国と同じです。日本は54%。
しかし、スペインの大卒者の給与は最も低いレベル。
高卒の割合はスペインでは64%。日本は92%。
■ 交通 ■
たった1ヶ月で2660人の無免許運転!
新・道路交通法により違反の続いたドライバーが免停などとなるケースが増えているが、そのまま”無免許”で運転を続けるドライバーが1ヶ月で2660人も捕まったことが判明。
数字の高さは驚くべきで、この数字を年間で割り出すと1年で4万人という数字になる。(実際2006年に免許なく運転していて捕まったドライバーは3万人だった)
警察に見つかるのは氷山の一角で、実は免停のまま運転を続けているドライバーは30万人はいると推測される。
無免許運転がヨーロッパでダントツに高い原因は罰則が安いからとして、5月から無免許ドライバーに向けての罰則が厳しくなる予定。
■ 虐待 ■
男性からDV(家庭内暴力)で亡くなる女性が増加
2008年に家庭内暴力で亡くなった人は121人で、うち74%にあたり90人が女性だった。また75人がパートナーか元パートナー(夫婦含む)で、警察に被害届を出していたのは20%だけだった。
家庭内暴力は親子や祖父母も含まれる。被害者の10人に4人が35歳以下だった。うち未成年が15人。
加害者もしくは被害者が外国人の割合も増えており、全体の40%。
女性に対して近づいてはいけないという命令が裁判所からくだされたのは1年で3万件だった。
■ 水不足 ■
カタルーニャで17か月雨が降らず
カタルーニャ州は2007年から2008年にかけて17か月ダムに雨が降らず、深刻な水不足に陥った。プール利用禁止など水使用に関する法令も出た。
■ 移民問題 ■
船で到着する移民
アンダルシア、ムルシア、カナリアス諸島などに船で到着する移民の数は1年で約1万2500人だった。
アンダルシアの調べるによると、到着前に亡くなった人の数も500人ほど。
前のページへ / 次のページへ / ▲ページ最上部へ戻る
/ へ戻るPLAN / HOW / NEW / GUIDE / BCN / G / BUY