サンタ・カテリーナ市場 / MERCADO DE SANTA CATERINA
バルセロナには中心地ランブラスにラ・ボケリア(サン・ジュセップ市場)があるので、「庶民の生活をのぞきたい!」という人々が観光コースに含むことが多いです。
市場はバルセロナ市内にはもっともっとたくさんあるし、市場があるのはバルセロナだけではないのですが、観光中に行きやすい場所になければ、市場って「どこにあるのかしら?」と、なかなか足が向けられないですよね?
ところが、バルセロナに2005年オープンした市場。ここも観光客にはぴったりの好都合の場所にあります。ボケリアのライバルともいうべきこの市場を紹介しましょう。
♪場所は? カテドラルのすぐ近く。 各旅行会社がツアー中に連れて行く指定店kastoriaのほんの近く。 カタルーニャ音楽堂からピカソ美術館に行く途中です。 | |
あまり近寄ってしまうとカラフルな屋根が見えにくいけれど、屋根のカーブの大きさはより伝わってきます。 上空からの写真を見たことがありますが、圧巻! カラフルで楽しくって、うねった大きな屋根です。 |
♪どんな市場?
実は新しい市場ではありません。前からあったのだけれど全面新築したのです。工事中は凱旋門近くに仮の市場を営業してました。仮といっても規模は大きい。何年かそちらでにぎわってたでしょうか。2年の予定でしたが問題があって長引いてしまったのです。
♪建築家は?
建築家はエンリック・ミラーリェス(ENRIC MIRALLES/エンリック・ミラージェス)。
建築に時間がかかったのは、建築中に市場の地下から遺跡が発見されて変更すべきか?という事態が起きたこと。なのに建築家ミラーリェスが工事半ばにして亡くなったことです。パートナーである奥さんベネデッタ・タグリアブエ(Benedetta Tagliabue)が続きを1人で担当することに。
ミラーリェスの遺作?ということになるのかもしれませんが、最近はノリに乗っていたので完成を見れなかった建築があちこちにあります?
スコットランド議事堂やバルセロナのGAS NATURALビルなど。
市場周辺をぐるり。 正面入り口から見るのと、またまた違った表情を見せます。 | |
裏の景色の方がミラーリェス建築!といった雰囲気があります。といっても勝手な感想ですが。 あまり彼の建築は見ていないのだけれど、どこか(写真)で見かけた他の彼の建築の印象とダブります。 | |
屋根にはたくさんのカラフルなセラミックを使っていますが、側面や内部には木材がたくさん。 | |
側面の入り口。 市場は四方あちこちから出入りができるようになっています。 前はこの周辺は暗くて治安が悪そうと思っていたけれど、サンタ・カテリナ市場のニューオープンでイメージが一新。 市場のすぐ横あたりのお店など、雰囲気は下町っぽくて見直しました。 | |
Mercat de Santa Caterinaとカタランで書いてあるあたりが、正面入り口?? さあ!中へ。 建築を見るのではなく、今度は市場の見学です! 生活感を味わうにはこんな場所が一番。 |
時間帯にもよるでしょうがボケリアより人が少ないような。 でもおかげでじっくり見れるし、スリも少ない。 治安の面ではボケリアよりこちらの市場の方がいいのでは?。 | |
高い天井。 まるで船の中にでもいるよう?? | |
スペインといえば生ハムっっ! 一度も食べずに帰ってはいけません。 |
ボケリアもそうですが、最近は市場の中にこぎれいなワイン屋やチーズ屋などがオープンしてます。 市場というとおばちゃんくさくて、活気があって、庶民的だったのに。 こういうオシャレなお店が今の流行で、どんどん増えてます。市場にまで。 | |
右は乾物屋さん。くるみ、乾しあんず、豆類。 ついつい買いすぎてしまうけれど100g単位の量り売りはスペインらしい。 左奥はレストラン。多国籍メニューで観光客に売り出してるとか。やっぱりオシャレ系です。 |
♪Mercat Santa Caterina / サンタ・カテリーナ市場情報
【住所】 AV.Frances Cambo' 16
【オープン時間】 8-14時。(-15時半 火・水・土)(-20時半 木・金)日曜休
▲上記情報は変わることがありますのでサンタ・カテリーナ市場webで各自でご確認ください。何がすごいって市場に公式サイトがあること?
▲建築家について詳しく知りたければEnric Miralles公式web。
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