■ お金に関すること ■
スペインの大富豪、増加率は世界3位
不動産や固定資産を除いた資産額の増加が1年で100万ドルを超えた「大富豪」はスペインで12万90000千人で、前年の18%増。
これは世界でも香港・インドに次ぐ3番目、ユーロ圏内でトップの増加率。ここ数年の不動産ブームでの儲けと見られている。
バブル崩壊に弱いスペイン
銀行CaixaCatalunyaの報告によると、バブルが崩壊すればスペインの打撃は他国よりひどいことになる。スペイン人の財産の78%が不動産であるため。
(要するに貯金がないということですね。byカルメン)
スペイン家庭の借金は収入の90%!
年間の収入総額の90%がローン返済。
この割合は「90年代と比較すると、2倍以上」。
カタルーニャ人の支払い能力
4人に1人(特に40代から50代)が、月々の支払いに「かなりの問題」を抱えている。
3人に1人はローンなどの支払いが滞った経験がある。
ユーロ偽札の流通は3番目
1位はフランス、2位はイタリア、3位がスペイン。この3国だけで約7割を占める。多い偽札は50ユーロで63%、次に20ユーロ。あれだけの偽札対策も全く役に立たず。
■ 不動産関連 ■
(データ数字の違いは統計を発表する機関が違うからです。新築だけのデータと、新築・中古合わせたデータの違いもあります。
それにしても不動産に関するニュースの多さは不動産バブルだから? byカルメン)
ヨーロッパ比較
1平方メートルあたりの新築アパートの平均値段は、バルセロナで3476ユーロ、マドリッドで3220ユーロ。パリ(3945ユーロ)には及ばないがローマ・ベルリン・フランクフルトを上回り、ミラノとほぼ同じ。
しかしスペインの物価や給料水準は大きく下回ることから、最も「高い」といえる。
バルセロナの不動産
・2002年に中心地グラシア通りのアパートが1平米あたり6千ユーロ(約80万円)を記録したが、2年後の現在ではバルセロナの貧しい地区でも上記の値段。
・6月の調査で、人気のグラシア地区で初めて1,87%の値下がり。不動産ブームに翳りか?
・不動産が下がるかと思われたがこの1年で新築アパートがなんと36%の値上がりという結果となった。
・この半年に売却されたアパートの約半数が33万ユーロ以上の値段。(11月現在のレートで約4550万円です。byカルメン)
・一番多い物件は3寝室付のアパート(5割)、つづいて2寝室(20%)、4寝室(15%)。面積は小さくなる傾向にある。
スペインの不動産
今年最初の3ヶ月で平均で17,8%増で相変わらず好調。最も値上がりした地方はムルシア、バレンシア、マドリッドの順。
1平米あたりのアパートの値段が最も高いのは順にマドリッド、バルセロナ、ビルバオ。
不動産と給料
・98年から2003年の5年でアパートの値段は2倍。給料の伸びは16,8%。
・18歳から34歳のスペイン人は、給料の56,5%以上をアパートの25年ローンの返済にあてる。
■ その他 ■
スペインの郵便事情はヨーロッパ最悪
ヨーロッパ調査でヘルシンキから各都市に送った郵便調査ではイタリアのボルツァーノまで13日、バルセロナまで20日もかかり、スペインのビトリア市には届かなかった。
最も優秀な国はルクセンブルグ。
カタルーニャが行った郵便調査でも、バルセロナが最悪。
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