貴重品隠しの基本!
パスポート・大金・トラベラーズチェック・航空券などの貴重品はカバンやポケットに入れてはいけません。基本中の基本!
ホテルの金庫に預けるか、持ち歩く場合は服の下に隠し身につけるのが一番です。
どちらも100%安全
とは言えませんが。残念なことに「絶対」の言葉は存在しないのです。でも一番多い盗難=スリ・ひったくりは防げます。
確立がぐんと下がるための最低限の盗難防止法です。
隠すための袋は旅行用グッズとして簡単に手に入りますから出発前に購入しておきましょう。かばんを必死に抱えて防御するより、盗難防止スタイルで観光すると気分も格好もラクチンです。
貴重品隠しの方法
持ち歩く場合はどうやってやるのか。
■ ---- 首から下げるタイプ --------------- ■
ヒモつき貴重品袋を首から下げるタイプ。普段は洋服の下に隠れています。お金を出す時には首から紐をスルスルひっぱって取り出します。一般的なタイプです。
ただしヒモが首から見えるので貴重品の在り処が泥棒にはピンと来てしまう難点はあります。首の長いセーター、マフラー、スカーフなどで隠し、見えない工夫もしましょう。
ヒモつき貴重品袋をお腹周りに隠すタイプも一般的です。こちらも膨らみが分かってしまうので、マフラーやゆったりした洋服で隠しましょう。ばれたとしてもスリが楽に取れない場所に隠すのは大事なことです。
裏をついて(?)、背中付近やひざや太もも付近に貴重品を隠している旅の達人もいます。取り出すのに苦労しそうですが・・。しかし自分が取るのに苦労すればするほど、泥棒だって苦労すると覚えておきましょう。
■ ---- 小銭隠しの妙案 --------------- ■
何もここまでやれと言っているわけではありませんが、小さな一工夫で盗難が防げるのなら参考にしてみませんか。
出来る限りクレジ
ットカードを使うつもりでいれば70ユーロぐらいの現金とカードで1日は不自由なく過ごせるものです。カードと現金を入れる物を用意し、これをスカート・ズボンのベルトやウェスト部分内側に隠します。使う時には服を脱がなくとも簡単に取り出せるし、かつ他人の手の届かない隠し場所です。
方法としては
●カード・現金入れのケースを安全ピンでウェスト部分内側に止めます。使う時には
(お腹をひっこめて)ウェスト内側に手を入れて取り出します。毎日の服が変わっても取り外しが簡単です。
布製でケースを作ってもいいし、女性の分厚いタイツの先っちょを切りとってもOK。私は薄い布地で作成したのでかさばりません。
カードが入るぐらいの大きさで十分ですが、パスポートを持ち歩く人はパスポートが入る大きさで作りましょう。
●旅行中に着るすべてのスカートやパンツにミニ・ポケットを縫い付けます。場所は同様にスカートやズボン
のウェスト内側。しっかり縫い付けられているので落ちる心配がないのが長所です。
ポケット本体はファスナーがついています。中身を取り出す時には手を突っ込んでファスナーを開けて中身を取り出します。
(面倒くさいですがこの案は昔うちの母親。せっせと旅行前に秘密ポケットを縫ってました。今は上の
取り外し可能な布袋を使用しています。しかも旅に出る私の友達にわざわざ貸すというお世話も焼いていました。
笑。しかし重宝されてました)
●ツアーのネームホルダーを使っている例を見かけました。プラスチック加工のして
あるネームホルダーのようなものがツアーで渡されますよね。普段はスーツケースに取り付けてあります。
大きさはちょうどカードが一枚入る程度で、ぴったりです。
ヒモがあるのでベルトあたりに結び付けて、ネームホルダー本体は服の内側へ。一番取り出しやすく、本体もしっかりしてます。ヒモが弱そうなのがちょっと気になりますのでそこだけ丈夫なものに取り替えてもいいでしょう。
●靴下の中に隠す。本当にやっている人はいるのかというと、なんとバルセロナ在住のガイド仲間に実行している人がいます。かさばるカードは入れずに現金だけのようですが。
盗難防止グッズ
旅慣れている旅行者の工夫を見て、感心した実例なども紹介します。
■ ----- 基本中の基本!! カメラと携帯電話、スマフォはチェーンでつなげる!!! ---
----------- ■
意外と聞くのがデジカメ。それから携帯電話、スマートフォン、iphoneなども。
どちらも貴重品といっても、人前に出さなくてはならないもので、奥深くしまうわけにはいきません。
紐をつけて、それを首から下げるか、手首に巻きつけるかして、簡単には手が届かないようにしましょう。
カバンにしまう場合は常にカバンの奥深くに。取り出す時は必ず手首に巻きつけます。
どちらも貴重品の意識がないですが、高価でよく売れます。何万もしたものは、その金額を見せびらかしているものと認識しましょう。
特にパリではスマフォの盗難が激増しているそうなので、バルセロナに来るのも
時間の問題かもしれません。
■ ----- カバンのチャックに南京錠? ---
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最近カバンのファスナーにミニ南京錠をつけているお客様を見かけます。カバンの金具とくっつけてあって、すぐにはファスナーが開きません。
バルセロナで最大の被害はスリです。はっと気づくとかばんのチャックが大きく開いている。お財布が消えている。ミニ南京錠でなくても、簡単にカバンがあけれない工夫をしてみましょう。それだけで簡単に盗難が防げるのです。
■ ----- お財布がカバンの中でくっついている -------------- ■
カバンの内部に金具があって、お財布とカバンがつながっている。財布を抜き取ろうと思っても取れないというすごい工夫のカバンを一度だけみたことがあります。
そういうカバンは手に入りにくいでしょうが、お財布が容易に抜き取れない状態であるのはいいこと。違う方法でもいいですから工夫しませんか。
●ところがこのお客様は盗まれてしまいました●
敵はカバンのチャックを開け、財布は抜き取れないのでチャックを開けて財布の中身だけ盗んでしまいました。その間お客様は全く気づかなかったほどの上手。でもこのお客様には安心感があったのでしょう。持ち歩くなといわれてたパスポートをこの人は持ち歩いていたのです。他のツアー客はパスポートをホテルに置いていたことを考えると、当人に気の緩みがあったといえるかもしれません。
■ ---- ポケットにボタンや安全ピン --------------- ■
お尻のポケットに手が入ってきたがボタンで留めてあったので未遂に終わったという例を
何度か耳にしました。(うち一人がうちの父親です)
そういう経験がある人なのか、上着の内ポケットやお尻のポケットの口を内側から安全ピンで留めてきましたという方が時々います。簡単に盗まれない一工夫は簡単にできます。ご参考にどうぞ。
*しかしそれ以前に、男性はどうして、お尻のポケットにお財布を入れるんでしょうか。とても目立つし、
盗ってくださいといわんばかりです。絶対にやめましょう。
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たくさんのポケットのついた洋服 --------------- ■
大きなポケットがジャラジャラと
10個はついている上着で旅行しているカップルがいました。それぞれに小額の現金を隠し、観光中は全くの手ぶら。
カバンを持ってないだけで狙われる確立はぐーんと減ります。しかもあれだけポケットがついていたらどれを狙うか泥棒も迷いそう。しかも外側に派手はポケットがたくさんついていますが、本当に大事なものは内側のポケット(しかも胸付近ではなく背中部分についているそうです!!!)に隠してらっしゃいました。お見事(パチパチ!)。
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旅行前の準備というと、だいたいこのぐらいでしょうか。旅行中のちょっとした工夫はHOWTOをご覧ください。
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