PEDRO ALMODOVAR / ペドロ・アルモドバル
スペイン映画といえばこの人。アルモドバル監督の、強烈で個性いっぱいのこ~ってりした世界は私にとってイコールスペイン映画でした。日本に住んでいた10年数年前にもアルモドバル映画はわざわざ見に行ったものです。アルモドバル公式サイト
「バッド・エドゥケーション」。ファン待望の(?)問題作。アモロドバルの濃い世界が再び戻ってます。”ラテンのブラピ”ガエル・ガルシア・ベルナルや今注目のフェレ・マルティネスなど美形が出演。
「オール・アバオウト・マイ・マザー」。米アカデミー外国映画賞受賞。いつもの強烈さはないのでファンには物足りないとか。アルモドバル初心者にいいかもしれません。この年亡くなった母に捧げられました。
「トーク・トゥー・ハー」。米アカデミー脚本賞受賞。
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神経衰弱ぎりぎりの女たち。
コメディ。私が初めて見たアルモドバル映画。
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キカ。ゴルチェの衣装とビクトリア・アブリルの強烈な姿が印象的。
ALEJANDRO AMENABAR / アレハンドロ・アメナバル
チリ生まれスペイン育ちの若干32歳。デビュー以降のすべての映画が国内外の賞&話題をかっさらうという、すごい監督です。早くも世界中に根強いファンがいて、次回作が待ち遠しいほど!
映画音楽の分野でも活躍する、多彩な才能の持ち主。
アメナーバル公式サイト
●「海を飛ぶ夢」。テーマ尊厳死+主役ハビエル・バルデムの熱演はアカデミー賞外国語映画賞にふさわしいものでした。
●「オープン・ユア・アイズ」。この映画に惹かれてトム・クルーズが「バニラ・スカイ」を作ったとして有名。オリジナルのこっち方が数段できがいいことも有名です。
中には「バニラ・スカイ」のイメージが強すぎて違和感を感じる人もいるけれど、公平に見ても2番手というのはマネなのだからオリジナルがいいに決まってます(?)。
アメナバルはこの時若干25歳。
●「アザーズ」。ニコール・キッドマン主演。映画館で見ましたがすっかり騙されました。
●「テシス」デビュー作の学園サスペンス。スペイン版オスカーにあたるゴヤ賞7部門を受賞。アナ・トレントやエドゥアルド・ノリエガが出ています。シーンは日本人には
ショックの強いところもあるとか。
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CARLOS SAURA / カルロス・サウラ
スペインっぽい映画が見たい!フラメンコやダンスなど踊りが大好き!舞台で見たフラメンコを豪華キャストで何度も見たい!そんな人は是非サウラです。元妻は女優ジェラルディン・チャップリン(あのチャップリンの娘)。
カルロス・サウラ公式サイト
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名作「ゴヤ」。スペインの代表的画家ゴヤの人生を知りたい人にもぴったり。
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「カラスの飼育」。ミツバチのささやきでの愛らしさが忘れられないアナ・トレントが多感な少女ぶりを見せてくれます。
●舞踊家アントニオ・ガデスとのコンビによるフラメンコ3部作
VICTOR ERICE / ビクトル・エリセ
名作「ミツバチのささやき」のイメージが強すぎて、しかもその後名前を聞かなかったので一発で終わった監督かと思っていたら? なんと10年に1本のペースという寡作の現役の監督でした。作品はどれも静かな静かな名作。スペインの光と影も感じます。
●ミツバチのささやき必見のスペイン映画でしょう。アナちゃんかわいかったなー。
●エル・スールみつばちから10年後の2作目。大学生の頃に見た時にはこの映画の良さが分からなかったのだけれど。映画人がいい映画だと口を揃えるので今もう一度見てみたい作品。
●マルメロの陽光スペインの画家アントニオ・ロペスの製作過程を追ったドキュメンタリー。カンヌ映画祭で審査員賞&国際映画批評賞を受賞。
BIGAS LUNA / ビガス・ルナ
インテリア・デザイナー →画家→ 映画監督へ転身というユニークな経歴。官能的な映画ばかりのイメージがありますが、監督いわく「愛と性欲は切り離すことができない」。
ビガス・ルナweb
「マルティナは海」。新進女優レオノール・ワトリングの美しさが話題になりました。
「裸のマハ」。当時のスペインやゴヤの名画「裸のマハ」にまつわる話に興味がある人にもお勧め!
●ルルの時代
●ハモン・ハモン若いペネロペの初主演作。
●おっぱいとお月さま ベネチア映画祭脚本賞受賞
ALEX DE LA IGLESIA / アレックス・デ・ラ・イグレシア
●「13サーティーン みんなのしあわせ」。ブラックなコメディですが、スペインでは大ヒットとなりました。
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「どつかれてアンダルシアどつかれてアンダルシア」すごいタイトル。私が翻訳者だったら自分が名づけたなんて恥ずかしくて言えません(笑)。でも妙に記憶に残るのはなんなんでしょう?
最近のスペイン映画(特にアルモドバル)はバッド・エドゥケーションとかトーク・トゥーハーとかオールアバウトマイマザーとか英語直訳ばかり。こてこてのスペイン映画にカタカナは似合いません!恥ずかしいぐらい強烈なタイトルをつけていただきたいもの。
その他のスペイン映画
・ホセ・ルイス・クエルダ監督の「蝶の舌」。日本でも大ヒットだったと聞きました。
・アナとオットー【字幕版】フリオ・メデム監督の「アナとオットー」。こちらはDVD発売がまだでビデオのみです。
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