ロエベ / LOEWE
1846年創業の王室御用達店です。
スペインでトップの有名ブランドというと、ルイ・ヴィトンでもエルメスでもなく、ロエベ(LOEWE)です。
ロエベに勤務経験のある日本人の友人が、バルセロナで職探しをした時に、エルメスでも「日本のロエベで働いていたことがあるの!!!」と大絶賛され、スペイン国内での業界評価の高さ?に驚いたと言ってました。
今でも同じ評価かどうかは知りませんが、当時はロエベって別格よ!というリアクションだったそうです。
バルセロナでも今はグラシア通りにどんどん世界の有名ブランドが増えてきています。パリではなかなか買えない(客が多すぎて品薄の)ヴィトンをバルセロナで求めるのも穴場的にお勧めですが、せっかくのスペイン旅行なのですから、フランス・イタリアのブランドではなく、王室御用達の、ザ!スペインブランドというべき、
ロエベで買い物をするのも、旅の記念です。
ここでは、Loeweの良い買い物の仕方として、高いお買い物からお得な商品まで紹介してみます!
■ ロエベ自慢の、最高級品は、柔らかい子羊
ロエベといっても、製品の「材質」によって、お値段はピンキリです。皮より布の方が安いのはもちろんですが、皮製品の中でもどういう革かで、値段に大きく幅があります。
一番お高いのは、ラムスキン=子羊。独自のなめし法により滑らかな肌触りはロエベを象徴するとも言える、自慢の材質です。触るとびっくりの柔らかさ!すべすべしてるし、嘘のように軽い! 重いカバンは持ちたくないという年配女性にはぴったりです。
お値段がお高いので買える人は限られていますが、自分の記念はもちろんのこと、肩こりに悩むお母様・お義母様への、大奮発なお土産として絶対にお勧めです!!あの軽さは衝撃で、ものすごく重宝されます。
もうちょっとお手頃なタイプだと、お財布、名刺入れ、小銭入れなど。小銭入れで、195ユーロ(2012年春現在)ぐらいだったので、2万円と思えばそんなに高くありません。
ただし革が柔らかくスベスベしているので、傷がつきやすいような気も・・。毎日使うお財布は一番傷つきやすいので、長く使うにはどうだろう?・と思っちゃうのは、貧乏人の考えでしょうか?(金持ちは長くは使わないのか?)
名刺入れぐらいだったら、いいでしょうか。バッグは軽いというのが最大の利点なので、あれだったら買い!と思います。私は年取って大台に乗ったら、ロエベの軽快なバッグを買おうと決めてます!!
■ AMAZONA アマゾーナ
材質ではなく、形でいうと、AMAZONAシリーズはトップブランドのひとつです。(模様が刺繍で入っている・・・というのが、たまにありますが、これはおそろしく高いです!)
マチが厚めのボストンタイプ(箱型タイプ)で、ロエベの定番の1つ。長く使うには良いですよね。若い頃から年を取っても使えます。品質が高いので、一生使えます。お勧めです!! 特にスウェードタイプはロエベらしい定番!
■ 爆発的に流行したナッパアイレ
昔のロエベは老舗らしく、大人の女性ー年配女性に合いそうな、クラシックなスタイルが主流でした。が、数年前から若いデザイナーが加わったそうで、色がきれいで、若者にも合いそうなスタイルが増えてきました!!
日本ではそんなに知名度が高いわけではない、、というロエベが、実は一世を風靡し、在庫切れとなるほど流行したのも、そんな新しい製品ナッパ・アイレです。ナッパはロエベ独自の、軽くて柔らかなラムスキンが素材。シルエットの美しさにこだわって、女性に大人気となりました。金具やバックルも使っておらず、アイレ(風)のように軽やか。
色使いが素敵で、春にはぜひ使いたいですよね! 形もキュートで、お勧めです!!
■ お手頃な布製品
夏場に革製品ではなく、布製品が登場します。布のトートバッグ、布のボシェットなどなど。お財布も同様の製品が登場。
皮製品で目が点になった人には、穴場。ちゃんとロエベの文字は入ってますよ!
■ お手頃なアクセサリー・キーホルダー
数年前からロエベもアクセサリーを置いています。金・銀のゴージャスな素材というより、メッキなどの素材です。材質がお手頃な素材のせいか、ペンダントなど、ロエベの雰囲気を残しつつ、
高すぎない穴場な商品として、特に添乗員さんたちが「安い!」と、よく、ウィンドーに釘付けになっています。
■ スカーフ・マフラー
冬用のマフラーをお客様が見てましたが、、。値段がぴんきりなんですよね! 材質なんでしょうかっ!私がスペインのロエベで好きなのは、「値段のお手頃の、ない?」と聞いても、全然失礼じゃないところです。
お店の人も「こっちは、値段が急に上がっちゃうわよねー」と理解的!? これがおふらんすのブランドだったら、「うちには安いの、ないのよ」的な反応がありそうですものね。
さすがのアフターケアー
スペイン在住の友達から聞いた話。日本で買ったロエベで、内部がナイロン製のものが、ベターとくっついてしまっていた?(だったかな?状態ははっきり覚えていません)ので、バルセロナのロエベに、内部を手直ししてもらえるか?持っていったらしいのです。
そうすると「しばらくお待ちください」と待たされ、しばらくして現れて「直しましょう」と。どうやら、「本物かどうか調べたようだ」と言ってました。すごい!その誇り、すばらしいです。でもそうですよね、日本で買った・・・なんて言って数年前のものを持ってきて、そのお店で買ったわけでもないし、
偽物じゃないかと警戒するののも分かります。ちゃんと本物か調べがつくところもすごいっ!!、
しかも手直しは20ユーロ程度の、格安料金で内部を張り替えてくれたそうです!!
そんなアフターケアーがあるのなら一生大事にしていけそうです。お高いものをえいっ!と飛び降りて買う勇気も出ようというものですね。良い物はたくさんはいらないので、1つ奮発してみましょう!!!(しかもヴィトン、エルメスよりは安いですよっ!)
【住所】 Paseo de Gracia, 35 (全面改装して、2021年春にリニューアルオープンしました。ピカソや日本の4代目田辺竹雲斎の作品が飾られています。
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