ベサルの写真を見たスペイン人を含める誰もが「ここ、どこ?」とたずねます。
どこから見ても絵になる村。 それでいて、まだまだ知らない人もいるんですね。 | |
バスで行くなら、座席は絶対に左側。 絵葉書そのままの景色がでーんと現れて、思わずヨーロッパ人に混じって、おおおっ! | |
この橋は形が変形なせいか、あらゆる角度から違う顔を見せます。 村の外から。橋の上から。川の下から。向こう岸から。 ついついシャッターを切ってしまいます。 | |
橋を降りきったところに展望台と写真のようなカフェ・レストランが出来ました。(隣が観光案内所) 橋を展望しながらお茶ができる場所がひとつ増えたことに。しかもこんな特等席でありながらビールが1,50ユーロ。安すぎるー。 |
さっそく村の散策に出かけましょう。 小さな村なのですぐに1周できます。 1日いると何度も何度もぐるぐる。 | |
どまんなかの広場。 何百年も変わらぬ景色? 写真は中世祭りの後なので、いつもと違って旗がかかっています。 | |
古い石造りの家々。 風通しのいい場所にかけてある玉ネギを見て、え?この家現代でも使っているの?と思うような古さ。 | |
ぶあつい石の建物と大きな木製扉。 田舎の家って素敵です。 | |
愛すべき村? 自分の魅力を知っているとでもいいましょうか。 村人たちは誇らしく村を飾っているのです。 |
さて。私が初めて見たベサルの写真には人が写っていなかったため、てっきりこの村はうらびれた田舎村と思っていました。(このページの写真集を見ても同じように錯覚する人がいるかもしれません)
ところが実際の村はフランス団体客がバスで何台も乗り込み、ずらりとお土産屋が並ぶ、まさにミニ観光村!初めて訪れた時には迫力の橋の姿にうきうきしつつも、なんだかがっかりしたものです。
でもなんどか村を訪れるうちに第一印象も変わってきました。こんなに観光地なのに食事やコーヒーがおいしく値段もお手頃。ホテルも質の割りに高くない。これぞとばかりに観光客相手にぼったくりの多いスペインでは珍しいです。それに人々もとても親切。
団体客はどっと押し寄せてもすぐ消え去るので(小さな村のため1時間も持たないから?)、後は静かに村のお散歩ができます。観光地っぽいのは村のほんの一部で、ぐるぐる回っていればまだまだ「のんびり田舎村」の雰囲気が残っていることにも気づきます。
急ぎ足で過ぎていてはそんな面は分かりませんから、ぜひ1泊してゆっくり田舎を満喫して欲しいです。行くのが遠いわりにはくまなく観光してもすぐ終わってしまいます。だったら観光に行くつもりではなく、田舎の空気を吸っておいしいものを食べてリフレッシュするのに過ごして欲しい場所です。
♪ベサル食料品店の紹介
中央の広場にあるembutidos(ソーセージなど腸詰類)博物館です。 内部の見学をしたあと、食品も買えます。ちょっと観光地っぽいかなー。 ツアー客の指定店になっているのでは?と思わせる雰囲気。 | |
この写真も上の博物館ウィンドー。でも名物ソーセージを買うなら村には何軒もある肉屋のどこかにしましょう。 名物だけあってどこの肉屋もartesano(手作り)と謳っています。 | |
CANO'通り。観光案内所のあるLlibertat広場からサン・ペレ教会へ向かう小さな道です。 一番の注目はこの古びた店。 | |
窓側には食料品や名産物がきれいに並べてあります。 | |
この並びは魚屋も肉屋もかわいらしい店構え。 建物の古さと対照的です。 | |
バス停から歩いてくると見つけるお菓子屋さん。 カタルーニャのお菓子カルキニョーラでもいかが? ちょっと硬くて、日本のお菓子でいうと、おこしに似てます。 |
市役所(観光案内所)の並びには酒屋さんがあります。観光客っぽいのは否めませんが、味見もさせてくれるし種類は揃っているし、お酒が好きな方にはお勧め。
モストやガルナッチャなど味を比べてお土産にはいかがでしょう。
ベサル名物というとラタフィア(ratafia)というリキュール。毎年12月の第一日曜日にラタフィア祭りがあり味比べコンクールや販売が行われます。
ベサル第2弾は次のページもどうぞ。
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