モンブランと言えばアルプスの山?、万年筆? それともあの栗ケーキ?、と想像する方は多いと思います
が、ここカタルーニャにはモンブラン(Montblanc)というかわいらしい町があります。
以前ポブレット修道院見学と
モンブラン散策というツアーが某旅行会社から出ていました。当時はポブレット修道院の方を重視し(?)、モンブランの勉強が
おそろかな私でしたが今ではかなりお気に入りのこの村。ぜひぜひお勧めしたい村です。またツアーが出ればこの村の魅力を
もっとお知らせしたいものです。
モンブランは街全体を中世の城壁に
囲まれています。外壁からの写真がこれしかありませんが、近くに来るとおーっという迫力ある城壁です。
上の写真は2枚とも城壁の内側からの写真です。城壁にはスペインお約束(?)の落書きもあり。
【左】【右】城壁付近の楽しい看板。CIUTAT GEGANTERAの文字。
【中央】観光案内所の入っているサンフランシスコ教会建物内に巨大人形が展示してあります
。GIGANTES(ヒガンテス=巨大人形)はカタルーニャではどこにでもありますが、
特にモンブランは巨大人形をアピールしています。
モンブランはユネスコ世界遺産の登録リストに入るべく努力中の町ですが、
果してめでたく選ばれることができるんでしょうか・・・?
アビラも長い城壁で世界遺産に入っていますが城壁の長さ=規模が全く違いますからねえ・・・・。
カテドラルじゃないのにカテドラルと呼ばれるサンタ・マリア教会。長い修復期間を経て2006年秋に再オープンしました。
【左】中世の街というにふさわしい細部!?
【中央】【右】カテドラルを違う角度から。
【左右】城壁の一部。【中央】城壁内外に教会や修道院が
いくつもあります。
サン・ミゲル教会内部。
写真がありませんが、プラサ・マヨール(plaza Mayor)付近も必見です。
昔の古い橋Pont Vell。
ページトップのモンブラン町外観の写真はたしかこの場所から撮影した気がします。
(たぶん・・)
サンタ・マグダレナ病院跡。
写真が綺麗ですが実際はもっと質素です。
市役所だったかな?
会議室など内部が見学できるようになっています。
隣の建物(レストラン)を窓越しにパチリ。
【右】会議の場所?
壁には周辺の村々の紋章・伝説・郷土品などが絵になっています。
【左】この会議室がミニ展示会になって
いて、お祭りにでてくる人形についてパネルで解説してあります。
この小さな村には見学しようと思うと他にもいろんな場所があります。
Museu d'Art Palau Ferrer。
全く期待してなかったのに良かったのがCIAR (Centre d'Interpretacio' de l'art rupestre de les Muntanyes de Prades)。
岩絵(ロック・アート)の博物館です。
ユネスコ世界遺産にも指定されている地中海沿岸地方の岩絵(古代壁画)を見たいというお客様が過去にもいましたが
行きにくい場所にあるし、時期によって閉まっているし、私もさすがに訪れたことはありません。
ところがここはそのなかなか見れない岩絵(壁画)が実物大の見本やパネルで展示してあります。
スペイン北部のアルタミラの洞窟からフランスのラスコー洞窟など洞窟壁画全体についての解説もあります。
カタルーニャ語での表示なのでちょっと残念ですが、目で見ても分かりやすい博物館。
アルタミラは遠いので、モンブランの博物館見学で知識を得るというのも良さそうです。
さて。そうは言ってもこの小さな村。
忘れてはならないのは町並みの散策です。
私だったらあくせく観光せずに、村を散策して中世の雰囲気を味わって、おいしいものを食べて帰って来たいなぐらいの村。
最後にぜひぜひ展望台まで上がってください。街の展望とモンブラン郊外の平らな風景が見渡せます。
カテドラルも間近で見れて良し。
モンブラン市役所WEB /
CIAR Centre d'Interpretacio de l'Art Rupestre
モンブラン最大のお祭り期間であるサン・ジョルディの祭りもお勧めです。
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