♪Festa del Modernisme / Fiesta de Modernismo (モデルニズム祭り)
どんなお祭りともよく知らずに行ってみました。数年前からスタートしたので宣伝だけは耳にしてたからです。
今は新しいwebができましたが、当時はあまりに素人くさいwebでびっくりしました。これは”しけた”祭りかも?。祭りのスケジュールもあってないようなもので(2005年当時)、クライマックスがなさそうなお祭りです。
でも場所はガウディの傑作コロニアル・グエルのあるサンタ・コロマ・デ・セルベロの町。旅行者にとっても興味のある町ですからリポートがてら、出掛けてみました。
祭りの主旨は?というと。 要するにガウディの生きた時代がどんな雰囲気だったのか、時代を再現したお祭りです。 ちょっと昔風の衣装を着た人達がいっぱい意味もなく(?)歩いています。 | |
昔のお鍋。ミシン。レース。蓄音機などなど、並んでいます。 今は見ないようなものが並べてあったり、ついでショップとして販売しているものもあり。 もちろん売り子たちも当時の衣装を身に着けてます。 |
ここは笑ってしまいました! 当時の床屋さんを再現して”振り”をしてるのかと思っていたらば。 「さー、お次の人どうぞ?」と本当にヒゲや髪を切ってもらってるのは一般人だったからです。 お客さんが来ないと、やってるところは見れません。 | |
写真は違いますが、並んでいる出店の中でお勧めはガウディの椅子などのミニチュア版。 観光地でよく見かけて結構高いのですが、ここでは卸値段(?)で購入できます。 コロニアル・グエル全体や、コロニアル・グエルの窓のミニチュアもよかったです。窓はオリジナル同様開け閉めができるようになってます。 |
さて。この村おこしのモデルニズムお祭り。特徴は町のあちこちで演劇が行われていること。 写真は村人たちが談義をしている白熱した場面。 でもオチもなくあっけなく終わります。これを1日何度も繰り返している模様。 | |
言葉は全部カタルーニャ語。旅行者にはつまらないでしょう。 でも言葉が分かってもオモシロくなかったのでご安心を(笑)。笑える内容とか劇的な内容ではなく、淡々と会話が進むだけ。 演劇ではなく、服装・持ち物・舞台背景を楽しむつもりで見た方がいいでしょう。 | |
モデルニズム建築も舞台に。 さて。このお祭り、”演劇”が中心という文化的(?)なところがいまいち盛り上がらない原因では?。 劇って「なんか向こうでやってるなー」程度で自分が参加できないし。 真面目なカタルーニャ人といえどお祭りはバカ騒ぎが好き。 | |
↑上のお姉さんが迫力のある一人芝居でペラペラとしゃべっている向かいで、チョコラーテ屋さんが出ていました。 2ユーロだったかな?チョコラーテの入った陶器のコップはお土産として持ち帰りできます。 チョコラーテとはホット・チョレートのことですが、ぬるかったです!(笑) でも庶民は演劇よりこういうのが好き。もっと飲み食いを増やせば祭りが持ち上がるのでは?と思います。 |
さて場所を移して、コロニアル・グエル前。 もちろんこの付近でも昔を再現。 写真左の黒い服装の人物はおそらくガウディ? 公式WEBによると「グエルさん」「ガウディ」の登場場面があるので、2人に扮した人がいるということ。 | |
お祭りを機会に、その村の見どころを回るスペイン人も多いです。 この日はコロニアル・グエル周辺は内部を見学する人達でにぎわってました。 内部はこの日は見てないので、内部でも何かが行われていたかは不明。 |
一番盛り上がってるのは中央広場。barもいくつかあるし、コンサートなどが行われています。 写真は一度動く仕組みを見てみたいと思っていた、昔の自動演奏ピアノ。 男の子がぱたぱたと足で漕げばピアノが自動的に演奏します。 | |
↑この男の子を(?)、自動演奏ピアノを(?)食い入るように見つめる子供たち。 かわいいっ! 思わずシャッターを切っちゃいました。 |
昔、修道女さんたちが生活をしていた場所。 窓際では修道女さん役が昔のタイプのアイロンをかけていましたが、あまりのカメラ用笑顔に思わずひいてしまいました。 写真撮ってあげればよかったわ。 | |
カメラへ向かってポーズを取る修道女さんと記念撮影中のフツーの子供たち。 子連れの人達はここで記念撮影をするのがパターンのようです。 それにしてもこのお祭り。写真を撮るつもりがなくても「撮ってちょうだい」と言わんばかりにポーズを取る人達ばかり。 そのことにうすうす気づき始めたのはこの頃です。 | |
これはもしかしたらグエルさん夫婦? (勝手な想像) | |
昔の服装に扮して町を徘徊する人は写真にポーズを取ること以外、ヒマなんですね。 この日の外国人は私達だけ。日本人が写真を撮らないわけはないとばかりに、こちらが写真を取るまで動かない(?)彼ら。しかも何度も出会うので、しまいにはアダムス・ファミリーの亡霊にでも追いかけられているようでした(苦笑)。 |
出店に場所を動かしましょう。 チョコラーテが入っていた陶器もこちらにあります。 陶器に入ったハチミツなども。 | |
とてもかわいかった、おばあちゃん。 野菜屋さんだけでなく、卵や魚屋など、いろいろ出てました。 | |
この出店の近くの建物では写真展をやっていて、去年のお祭りの様子がため息の出そうなぐらい素敵な写真がたくさん。 ところが同行のめざとい友達は写真の出来でなく、八百屋の値段に注目。 「1年ですごい値上がり!」と叫んでました。 |
Festa del Modernisme(モデルニズム祭り)web 2007年は10月19-21日でした。
コロニアル・グエルのページもどうぞ。
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