*H知っていて当然のチェックアウトの仕組み
チェックアウトの時間はふつう12時
日本は10時ですが、こちらは12時が普通です。（ごくまれーに11時と言われることもあります）
それ以降は（追加料金を支払って）延長できることもあります。
チェックアウト後も荷物は預かってくれます。数日他のホテルへ移動してまた同じホテルへ戻ってくる場合は数日間預かってくれます。
ミニバーの申告は前日分のみ
チェックアウト時に「ミニバー（冷蔵庫）から何かお飲みになりましたか」と質問されます。聞いてるのは前日に飲んだものだけですから2重に申告しないように。
何泊もしている場合は掃除の人がチェックをしていますが、前日は確認できないために本人に尋ねるのです。
チェックアウト時のよくあるトラブル
飲み物の支払いは確認してから
飲んでもいない飲み物が入っていることが”よく”あります。前の人のつけ忘れかしら？
飲んでないと主張すればたいてい大丈夫。よくあることなので、ホテルも慣れてます。
レストランの食事代や何日か前に飲んだお水代が入ってないわと正直に申告してくれる日本人も多いです。こうやって正直な日本人は定評があるので、どこのホテルでも信用してくれます。
電話代が入ってないことも？
電話を使ったのに請求されない。滅多にないでしょと思うなかれ。何度か経験あります。
（このホテルって電話代ただなんですね、
と思い込んだお客様も）
●余談ですが実例●
「電話使ったんですが」と正直に申し出るお客様。ホテル側はコンピューターを再びチェックしますが記録はなし。
ミニバーの飲み物と違い、電話代はどのぐらいの時間、どこにかけたのか分からなければ料金の知りようがありません。
日本までかけたのにと恐縮するお客様に「記録がないからいりません」とにっこり笑うホテルマン。
得な気分でホテルを後にするお客様。現地ガイドは「次の人に加算されるんじゃ」とぼんやりと考えます。
支払い内容すべてを確認すべき
日本人って確認をしない国民です。お釣りも見ない。カードのサインで金額も見ない。ホテルの料金も後でも見ると違ってたわということがよくあります。後では遅いです。その場で確認しましょう。欧米人は伝票を支払う前に隅から隅まで確認してます。
●余談ですがトラブル実例●
高額の支払いを請求されたお客様。ミニバー、ホテルでの夕食、有料TV,など。どれも覚えがないとお客様が主張しても金額が金額なだけに、ホテルマンもすんなり納得しません。
詳細を見せてくれと私がチェックに入りました。有料TVを使った時間帯。夕食の日付。その時間は部屋にいなかったという証拠がないかしら？
そして突然出てきた「パーキング料金」ではっと気づきます。これは誰？見ると名前がアントニオ。違うお部屋ではありませんかー。あーびっくり。
帰国後
あれこれ持っていくと後で請求されることも
ホテル代には備品代も含まれているんだとタオルや灰皿まで持って帰る人がいます。
小物はともかく販売品（欲しい人はフロントで販売中と書いてあるもの）
や高価な物を持ち去る人は後で請求されることがあります。
最近ホテルはチェックイン時にカード提示をさせますが、持って帰った分はカードで
引き落とされます。もしくは旅行会社を通じて請求が来ることもあります。
●余談ですが実例●
旅行の手配会社にいた頃。どこかの社長さんがバスローブを持って帰った、その分の支払いをホテルから請求されたことがあります。
相手が社長さんなのでとても言えないと会社がかぶりましたが、「社長のくせにバスローブ盗むなよ」と社内で有名になりました。
●添乗員さん談●
かわいかったのか、カーテンを盗んだというお客様がいらっしゃいます。え？カーテン！？ さすがにホテルもびっくりしたのか、
後から追いかけ請求されたのに対して、まだツアー中だったお客様。返せばいいんでしょう？と開き直って、本当にスーツケースからカーテンが出てきたのだそうです。
びっくりです、、、。
クレジットカードの請求
チェックイン時にクレジットカードの番号を控えるホテルでの注意点。
チェックアウト時に現金で支払いしたというのに、カードからも引き落とされるケース。2重に支払った計算になります。めったにないでしょうが、念のため
支払った時の領収書はとっておきましょう。
私は念のため、全部カード払いにしています。その方が証拠が残りますから。
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