トラベラーズ・チェック(旅行用小切手)の使い方と場所
普通の商店では使えません
アメリカではトラベラーズチェックがそこらじゅうの店で使えます。
その感覚で来ると、スペインでは大慌て。小切手社会ではないのです。
使える店は有名ブランド店か、日本人のツアーで行くような観光客相手の店ぐらいです。
(逆にこういう店では、どんどん使いましょう。銀行に行く手間が省けます)
**最近銀行で換金してくれなくなったせいか、使える店舗が激減しました!!
昔はOKだった店(デパート、ブランド店、観光客用のお店)
などでもダメになってきました。
店舗でほとんど使えません!!!
銀行で現金化して使うのが普通
使い方としては、銀行やホテルなどで換金して「ユーロ現金化」して使うのが一般的です。
トラベラーズチェックは手数料がかかります。(現金の場合は手数料なし)
その代わりにレートは現金の場合よりも良いです。
スペインの銀行は13時-14時には閉まるので午前中に両替します。パスポートを持参しましょう。
●ホテルでもトラベラーズチェックを現金化してくれれば、悪徳両替商に行くよりも良いです。
しかしホテルでもあまり現金化してくれなくなりました。
盗難の時に保証あり
いちいち銀行へ行って現金化するのなら意味がないようですが、盗まれた時に保証がききます。
現金は盗難の保険が出ません。大金を持ち歩くよりいいということ。
利点はそのひとつ。(私だったらやはりカードですね。銀行へ行くのが面倒なので)
番号は別の場所に控えておきましょう。
銀行でトラベラーズ・チェックを現金化する際の注意点
銀行が限られてきました
最近は偽造トラベラーズ・チェックも出回っているらしく、どこの銀行もチェックが厳しくなりました。
高い手数料も取るようになり、換金してくれる銀行を探すのに苦労します。(両替商はやってくれますが、レートがぼったくりです)
バルセロナでトラベラーズチェックがOKなのは空港や銀行のCaixabank、
カタルーニャ広場沿いのCaixabankの両替コーナー、中心部のBBBA。(同じ銀行でも観光客が来る場所に限られます)
●2014年夏情報●
銀行で換金してくれるのはカタルーニャ広場のBBVAのみ。(1日1800ユーロまでで手数料24ユーロ)
レートが悪くても良ければ両替商
空港や街中の両替商でもやってくるますが、手数料が8-10%します。
10%とは500ユーロ両替すると50ユーロ。レートも悪く、本当にぼったくりです。
銀行の閉まってる時間にどうしてもお金が必要になった時や、銀行で換金できないトラブルがあった時に、最後の手段として使いましょう。
●2014年夏情報●
バルセロナ空港のロビーや、ターミナル内部に、Global Exchangeができました。タックスフリーなど免税の返金もやる会社だし、おおきな会社なので、
小さな悪徳両替商よりもレートはよいかもしれません!?(未確認情報ですが!!!)
パスポートは必ず持参
現金はパスポートがなくても両替できることが多いですが、トラベラーズ・チェックは
100%パスポートがなくては換金させてもらえません。
必ず銀行へ持参しましょう。そのまま両替したばかりの大金やパスポートを持ち歩くのではなく、
できればホテルへ持ち帰り、セーフティーボックスへパスポートや現金を預ける手間をかけて、盗難をふせぎましょう。
もしくは腹巻の下へ。
トラベラーズ・チェックのサインとパスポートは同じものを
海外でサインを求められると、ガイドに「漢字で?、ローマ字で?」と聞いてくる日本人がとても多いです。
サインとは本来、あなたしか書けない、印鑑や指紋のようなもの、1つだけに絞るべきことです。
また、あなたの身分証明書であるパスポートのサイン(署名)が海外では正式なものとみなされます。トラベラーズ・チェックとパスポートのサインが違うなんてこと、海外ではありえないのです。
●実例●
パスポートが漢字のサインであり、トラベラーズ・チェックがローマ字であったトラブル、下の実例をどうぞ。
トラベラーズ・チェックのトラブル例
事前になんにもサインをしてなくて、盗難
私自身、日本の銀行で「大量なので面倒くさい。後でサインする」と伝えても、必ず1枚ずつその場でサインをするよう強制されたことがあります。
今思うとそれに感謝です。・・というのも
知り合いにサインを1つも書いていなかった、そして盗まれてしまったという人がいます。
結果的にこのトラベラーズチェックは使用されてしまい、
お金が一切戻ってきませんでした。トラベラーズ・チェックをわざわざ作る利点は、盗難の際の保証です。
サインを全くしていなければ、誰でも自由に使えます。無記名の小切手なんてありえません!
すぐに書くから大丈夫・・と思わずに、面倒でも購入したその場で、全部サインを済ませましょう。銀行を出るのはそれからです。
サインが違っていても換金できるのは悪徳(?)両替商
パスポートが漢字のサイン、トラベラーズ・チェックがローマ字のサインだったため、
すべての銀行で断られてしまった友人がいます。
換金では身元のチェックはもちろんのこと、サインもチェックをされます。
いやある意味、サインの方が重要です。トラベラーズチェック本体はどこにも購入者の名前の記載がなく、サインだけがあるのですから。
サインが違っていたら、断られるのも当然です。サインは統一しておきましょう!!
途方に暮れた友人。銀行の人が試してみては?と教えてくれたランブラス通りの両替商ではサインが違っていても換金がOKだったそうです。
ところが!! 両替商では10%の手数料でした。両替商の人が「銀行は安全を取るけれど、僕達は商売だからね」と言っていたそうですが、
大ショックですね!
何度も言いますが、サインはパスポートと同じものを! 換金の場所は銀行で!しかし何かトラブルがあって、どうしても銀行で両替できない事情のある人は
両替商へトライしてみるのもいいでしょう。(損を覚悟で!)
ちなみに両替商はどこも悪徳両替商です。良心的なところはありませんね・・。
バルセロナの両替商は「あとで文句を言いに言ったら少し返してきた」という口コミを複数回聞いたことがあるので、泣き寝入りせず、抗議をしてみましょう。
使用済みトラベラーズチェックの番号は控えておきましょう
ついつい面倒くさくて忘れがちですが、盗難にあった時に、今まで何番のトラベラーズ・チェックまで使用したかがすぐに分からないと困ることがあります。
その後の手続きがスムーズになりますから、
必ず書き留めておきましょう。
●結論として、トラベラーズチェックは使いにくくなってきました。今はカードの時代なので、時代が違うのでしょうね。
クレジットカードが持てない年齢の高校生などには良いかもしれません。私も大昔初めて作ったのは高校生の時でした。
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