薬を入手する
薬局へ行く
お医者さんへ行くほどでなければ薬局で薬を買いましょう。スペインは医薬分業制で、病院では薬が買えません。みんな薬局で購入するので町中に薬局があります。
風邪薬、痔の薬、目薬、水虫、程度の薬だったら、薬局で処方箋なしでも買えます。(注/はっきり症状が分からないので売れないと言われる場合もあります)
●余談●お客様に聞かれて薬局でバイアグラが買えるか聞きました。結果、処方箋がないと買えなかったです。お知らせまで。
スペインであまり売ってないものは日本から持参する
日本のような風邪の総合薬は売っていません。喉が痛い、鼻が詰まる、頭痛がする、などと症状を言って、それぞれの薬を買うのが普通です。
マスクもあまり販売していません。ちなみにマスクはお医者さん以外の一般人がすることはありません。マスクをしているとスペイン人にはヒソヒソ噂されますので覚悟を。
(海外でマスクをしていると・・?のページもどうぞ)
湿布もあまり売っておらず、塗り薬が一般的です。
周りの人から薬をもらうのは自己責任
ツアーの場合、添乗員さんやツアー仲間から薬をもらうことがあります。・・が、
最近はアレルギーなどもあり、薬の譲渡は危険です。
添乗員がお客様に薬をあげることを禁じている旅行会社もあります。
正露丸だとかよく知っている薬だったら心配ないかもしれませんが、薬をもらうことがあれば、自己責任で。
自分の薬をあげるのも、責任問題が絡むことを認識しておきましょう。
お医者さんを呼ぶ
ホテルでお医者さんが呼べます
まず、海外旅行保険には必ず入ってくるべきです。入らなかった時に限って事故や病気になるものです。
必須の海外旅行保険のページもどうぞ)(入ってない人はすべて自腹になります)
ご存知ない方が多いですが、ホテルに頼むとお医者さんを部屋まで呼んでもらえます。
病院に行く手間や待たされる時間が省略できます。たいした病ではなさそうな人はお医者さんを呼ぶのも良いでしょう。
風邪、ぎっくり腰、など、症状がはっきりわかっている場合、お医者さんに診断してもらい、処方箋も
出してもらえます。
買うべき薬がはっきりするので来診はお勧めです。
ただし診察に来るお医者さんは当然ながらすべての道具や機械を持ってくるわけではありません。
来診の時の診断と違った、後日病院へ行くことになり2度手間になった、
肺炎であった、手術が必要な腸ねん転だった、などの例もあります。
原因不明と思われるもの、判断つきかねる体調の場合は面倒でも病院へ行きましょう。
●ここだけの余談● バルセロナのいろんなホテルに出現する、英語のできるお医者さんがいます。
ちょっと変わった感じの人であるのと、腕に多少の疑問を私は持っています。疑っているだけで、確信はしていませんが、、。
簡単な診察はこのお医者さんも問題ありません。
英語ができて来診できるお医者さんは限られているので、あまり多くのチョイスがないと思われます。
しかし本当に良い先生は自分の診療所で忙しいのでは? いろんなホテルから呼ばれていつでもスタンバイのお医者さんの腕はどうなんでしょうね。
病院へ行く
海外旅行保険を使って、予約してもらう
海外旅行保険に入っていれば、まずは電話をし、症状を伝えて、予約してもらいましょう。
保険会社が契約している、総合病院や個人のお医者さんなどがリストに書いてあることもありますが、
予約センターに電話をすれば、予約を取ってくれます。これで待ち時間が省略できます。
リスト先に自分で行ったら閉まっていた、ということもあるので、個人病院は必ず事前電話をしましょう。
予約ができない場合は
契約の総合病院の緊急外来へ直接行ってくれ、と言われることもあります。
契約病院で、事前に伝えている場合には、支払いも会社同士で処理してくれます。
一切あなたが現地で立て替える必要はありません。
通訳が必要であれば通訳もつけてくれます(注・契約を確認しましょう)。
通訳の支払も会社が直接やってくれます。
薬代や、自分では動けない場合は、タクシー代も出ることがあります。これはレシートを保管しておき、後日精算です。
自分で選んだ病院へ行く
海外旅行保険に入っていても、
保険会社に電話をする暇がなく、自己判断で別の病院に行った場合は、後払いで
保険会社に請求が可能です。(通訳を自分で勝手に雇ったケースは知らないので、それはわかりません)
保険会社を通した場合と、通さずに病院へ行った場合の違いは、支払いに関与しなくて良いか、現地でいったん
自分が建て替えるか、です。自分で勝手に病院へ行った場合は、支払った領収書を持って、帰国後に精算します。スムーズにいくように、滞在中に、契約以外の病院へ行ったことなど電話をしておいた方が良いでしょう。
救急車は有料なので、タクシーで移動
海外では救急車は有料です。
もちろん緊急を要するときには呼ぶべきですが、ただの通院・退院で、救急車を使いますか?と病院に言われて、うんと
言わないように、保険会社から言われたりします。タクシーで行っても問題ない時にはタクシーを使うのが普通です。
海外旅行保険に入ってない場合
海外旅行保険に入っていない方も、病院へ行く必要があれば、お金のことは言ってられません。
私立病院は高いですので、公立の総合病院へ行きましょう。バルセロナでは町のど真ん中にある
Hospital Clinicへ。普通の外来ではなく、Hospital Clinic(オスピタル・クリニック)のUrgencia(発音はウルヘンシア)と
タクシーに言うと、救急外来へ連れていってくれます。
何度か医療通訳で同行した際ですが、簡単な診察や検査だけでしたら、一律の料金になっている印象を受けました。150ユーロ前後だったような、、。
2か所で同じ値段だったので統一なのかなと思いました。公立病院は現地人は無料なので、昔は値段が分からないので払わずに帰って良いと受付に言われたものですが(笑)、
今は外国人にはお金を取ります。
入院やもっと難しい検査はわかりませんが、私立よりも
高くないですし、場合によってはホテルのお部屋にお医者さんを呼んでもらうより安いです。
ただし一度だけ公立病院で4時間待たされたことがありますので、覚悟を。お医者さんには大げさに言いましょう。
お金が高くなってもいいなら、私立の病院はTecnon(テクノン)やClinic Coraxan(コラチャン)の緊急外来(ウルヘンシア)
へ。保険会社が使うのもだいたいこの病院です。
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