休日・祝日、商店はどれぐらい開いている?
日曜・祝日は全部(!)
閉まっているつもりで!
ガイドブックにも書いてあるし、ガイドも添乗員も「日曜はどこも
閉まっている」と伝えます。なのにいざ日曜日が来てみると「ここまで店が閉まっているとは思わなかった・・・」
「え?デパートぐらいは開いているんでしょ?」なんて,のたまうお客様が多いです。け日曜に閉まっているなんて日本人か
らすると考えられない・・・ということでしょうか。
声を大にして言いますが,日曜祝日はどこも閉まります!実際
にはちょっとだけ買い物ができるところもありますのでここで紹介しますが、「全部閉まっている」ぐらいの心積もりが一番です。
デパートだってスーパーだってブランド店だって閉まってます。買い物は平日・土曜日にあてること!
休日とは文字通り ”休む日”です。
スペインと日本で大きな違いがあるのは「働く」ことへの概念・感覚です。日曜に店が閉まっているのを見ると多くの日本人
が「稼ぎ時なのに!」と叫びますが、
「稼ぎ時」なんて言葉はスペイン人の辞書にはありません!? 大事なものは「自分の休み」。皆が休んでいる時に
自分だけ働くなんてまっぴらです。
日曜の午前中は都会とは思えないほど(?)街中がしーんと静まり返っています。
商店の日曜営業は法律が禁止しています。
条件や店の規模などによって変わりますが、
基本的には日曜日・祝日の営業は法律で禁止されています。この日は文字通り「休息日」なのです。実際にはこの法律は徐々に緩和されつつありますので,
このページで紹介しますが、いまだに大きな制限があります。不況で自由化が検討されましたが、カタルーニャではまだ代わっていません。
日曜・祭日にも一斉に営業する特別な日
カタルーニャで営業許可された日・祭日
ここではカタルーニャの法律をご紹介します。これはある年に出された「営業許可休日」で、許可されたのは年間でたったの8日間でした
。
・1月8日(1月バーゲンスタートして最初の日曜日。)。
・2月26日。
・7月2日。
(7月のバーゲンスタートして最初の日曜日)
・8月20日(夏の観光シーズン)
・12月6、8、17、24日。
(クリスマス前のすべての日・祭日)
許可日は年々変わりますのでご参考程度にご覧ください。
ちょうどこの日にあたれば日・祝日でもお買いものができます
。
2014年夏場のバルセロナで一部許可されました
2014年バルセロナでは夏場(7月ー9月中旬)、日曜日にお店のオープンが許可されました。
ただし場所は中心部か観光客が来る地区で、時間は最大で10時から18時。
店をあけるかどうかや、その営業時間は、各店舗の判断です。
全店舗が上記の時間帯であけるわけではありません。
参考までにデパートEl corte Inglesは次の通りでした。
*もともと決まっていた、カタルーニャ許可オープンの日曜日。これはすべての店舗であり、営業時間もいつも通りです。
6月29日、7月6日、9月14日 9時半-21時半
*新しく許可された日曜日。デパートの中でも、カタルーニャ広場、Portal de l’Angel, ランブラス通り、 Francesc Macia広場の4店舗限定。
7月13日から9月7日までの11時ー18時
。
営業許可日でも全部が営業するわけではありません
店を開けていいと許可されても店が働きたくなければ働きません。スペイン人は必要なければできるだけ働きたくない・・のです。現実にはバーゲンやクリスマス前の買い物シーズンはものすごい人混み(!)なのでオープンしないと買い物客をさばけません。よって開くのはデパート、大型ショッピングセンター、スーパー・チェーン店。洋服屋・靴屋など。中心部にある商店など。
ただし!ブランド店は限られた時にしかあけません。皆さんが行くロエベ(LOEWE)はクリスマス前に1度オープンするかしないか程度。それ以外は上の営業許可日でも全部閉まっています。オープンは各店の判断次第ということですね。
バルセロナで日曜・祭日に買い物ができる場所
それでは普通の一般的な日・祭日は全部お店が閉まっているかというか、ごくわずかですが開いているところがあります。たとえば・・・?
Maremagnum(マレマグナム)
コロンブスの塔の先にMaremagnum(マレマグナム)と呼ばれるショッピングセンターがあります。PortVellのところ。
ここは日曜も開いているショッピングセンターで、
バルサのオフィシャルショップ、子供服、靴屋などがありますが、服飾系中心のショッピングセンターです。子供から若者向けも多いです。
店のチェックがしたければMaremagnumwebでご確認ください。
観光地の内部やその周辺のお土産屋
日曜に開いている観光名所の近くの、いわゆる「お土産屋」はほとんど開いています。サグラダ・ファミリアの周辺など。
ピカソ美術館やサンタマリアデルマル教会近くのボルン地区はお土産屋ばかりでなく、洋服屋や靴屋(カンペールなど)も開くようになりました。
(ピカソ美術館は月曜休館なので月曜に周辺のお土産店が閉まります)
旧市街地区の露店
土日にはランブラス通りの海側にずらりと露店が出ます。
アクセサリー、革製品、民芸品など。どちらかというと若者向きでしょうか。店が閉まっている代わりにランブラスのお散歩がてら楽しむ人も多いです。
コロンブスの塔の前には小さな骨董市(がらくたも多い)も出ます。上で紹介しているMaremagnumのすぐ近
くなのでこのあたりは日曜のショッピング・ルートともいえますね。
不定期にカタルーニャ広場近くのPuerta
Angelあたりやカテドラル前の広場にも民芸品市、陶器市、食材市などが出ることもあります。
駅や空港
バルセロナの空港にはお土産品もブランドも食料品もあります。日曜日・祝日でも開いているのでちょうど
ここから出発する人には便利。ただし空港のセキュリティーを通った後にお店が並んでいるので、飛行機に乗らない人が空港へ
行っても買い物はできません。
駅の構内(サンツ駅やカタルーニャ広場の地下)もお店が開いています。といっても数軒
程度ですが。。
移民経営のお店
スペイン人は働きませんが、移民はよく働きます。アフリカ系、中南米系、中国系など。彼らは日曜でもよくお店を開けています。中国系は靴屋・
かばん屋・100円ショップ的なお店などをあけていますし、それ以外の国の人達はだいたい食料雑貨店ですね。さすが移民系の食料雑貨はクスクスだとかマテ茶だとかグア
バジュースだとか移民出身の食料品もまじってます。スペインお土産!という風には使えませんが、ちょっとおもしろいものを探したい人、自分達の飲食用にお店を探している
人には便利。
●日曜日に移民の店で食料品を買いたいというお客様多いですが、果たして商品は古くないのかなと思うこともあります。
移民の店は飲み物や一部の食べ物はよく売れてますが、日本人が買いたいと思うようなばらまき用の食料品はほこりかぶっていることもあるからです。
ばらまき用だったら
カタルーニャ食材店 が日曜日もあいてるのでお勧めです。
■でも結論は・・・・・・・・・?
上のお店に行っても目当てのものが買えるとは限らないし、わざわざ行っても何も買えないこともあります。
月曜日ー土曜日を買い物日に充てるのが一番無難です。
前のページへ / 次のページへ / ▲ページ最上部へ戻る
/ へ戻るPLAN / NEW / GUIDE / BCN / G / BUY /
DO