警察の盗難被害届・盗難証明書の書き方
■ 盗難届を書くのに意外と時間がかかります。待ち時間も長いので、あらかじめ考えておきましょう。 ■
どんなことを調書に書かれるか?
・盗難の日時と場所
・盗難の状況
・犯人の風貌
・盗られた品物
・盗られたものを金額に変えた場合の総額
などです。
盗難の日時と場所
街中での盗難であれば、どのあたりだったか、通りの名前か、近くの目印になるものなど、わかるのであれば待ち時間で調べておきましょう。分からない場合はそういえば大丈夫です。
有名なホテルやレストランでも警察官が全部ぱっと知ってるわけではありません。住所やホテルチェーン名をさらに質問されることもあるので、
住所を紙に書いておくとスムーズです。ツアー客は旅のしおりのホテル欄を見せましょう。
動揺すると、時間の感覚がなくなります。何時頃だったか?、だいたいで良いのでぱっと言えるようにしておきましょう。
盗難の状況
いつの間にかカバンがなかった・パスポートがなかった、たぶんあの時か・もしくはあれの時かと無理に考える方がいらっしゃいます。
不確かな事を答えても仕方ないので、(急いでる方は)「全然わからない」で済ませましょう。気づいた状況を説明するだけで大丈夫です。
時間がある方や心当たりが浮かんだ方は、今後のためにご報告いただきたいですが、警察官の質問に答える形で、お客様が熱心に、ここに人が座ってきて、ここに壁があってと、
図まで書き始めたことがありました(笑)。
しかし図は分かり易いですね!複雑な状況なら、あらかじめ、図に書いておくと便利です。
でも、調書では、こんな状況でと警官が短く書くだけなので、詳しくなくても、多少違っても、問題ありません。
時間との戦いがある方は、手早く済ませましょう。
犯人の風貌
必ず聞かれます。背格好、体格、年齢、髪の色、目の色、国籍(中南米か、白人か、モロッコ系かなど)。来ていた服装やその色など。
落ち着いて思い出しておきましょう。
時間がない人やはっきり覚えていない人は無理して考える必要はありません。
係員に聞かれた場合だけで大丈夫です。ほとんど聞いてこない警官と、覚えていないなりに聞いてくる警官がいます。
昔のエピソードを聞きたい方はこちら。
盗られた品物
お客様は動揺しているので、盗られた品物(=鞄の中に入っていたもの)を思い出せません。
待ち時間で、思い出して紙に書き出しておきましょう。
本当に必要なものだけでOKです。
パスポートが盗られたなら、パスポートは必須!保険請求も何もない方は、それ以外はぶっちゃけ言わなくても大丈夫です。
海外旅行保険に加入済みで保険請求する方、クレジットカードの保険が使えるかやってみたい人は、
保険で戻ってくる価値のあるものだけ書けば良いです。何もかもすべて書く必要はありません。
現金は残念ながら保険では戻ってきませんが、貴重品なので、私はお客様に正直に書いてもらっています。
カメラ、携帯電話、財布はメーカー名も聞かれます。
最後に、総額いくらぐらいの価値になるかを聞かれ、これも調書に記入されます。円とユーロで、あらかじめ計算しておきましょう。
1時間近くかかることもある
警察署で、待ってる人は少ないのに、どうしてこんなに時間がかかるのかと思ったら、自分達も1時間近くかかったことがあります。
話の長いお客様とまじめな警官。手続きを急ぐ方は、必要なことは忘れず、不必要なことは言わず、を心掛けましょう。
また、
ガイドが警察署へ同行すると、通訳するので、時間が2倍。そのうえ会話が円滑だと、話が長くなるものです。お互いにカタコト英語だと深い話ができず早いかもしれません。(笑)
調書が出来上がると、警官が読み上げるので、それを訳し、OKだったらお客様がサインします。通訳が一番話が分かっているので、私が先に「正しいです!」と
答えたくなりますが、通訳してみせなくては。本当に時間がかかりますね。
さっき聞いた同じ質問が来ることもあり。
出来上がってコピーしてくるよ、と言っていなくなってからも、しばらく戻ってこない警官・・。急いでるときは相手を怒らせないように、領事館に何時までに行きたいと
話をしておきましょう。スペイン人は急がせると怒るので、感じ良く、懇願するように、お願いしてみましょう。(お願いは聞いてもらえないこともあり。警察に頼むより、自分が短く証言する、が
一番です)
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